小さなしあわせの花

〜かわいいは正義である〜

三度目の夏、二度と会えない君

 

 

 

 “ 風 is I ? ” -2017.08.04~2017.08.08-

 

 

「それはたった一日の物語」

 

 

 

 

三度目の夏がやって来た。

 

 

 

 おかえりふうまくん、おかえりわたしたち

ただいま、TDC。

 

 

1年前、「また遊ぼうね」なんて目に見えない言の葉を残していったふうまくんが今年も遊んでくれた。

二度と戻らない2016年の夏を2017年の夏で上書きする。

 

今回もエモくて、寂しさはもちろんあるけれどそれよりも楽しかった、最高だった、そんな気持ちが強くて、それを少しでも残したくてストーリーをそのまま書くことにした。

 

 

今年一緒に遊んでくれたふうまくんの仲間たちはSixTONES。グループであることによって色がぶつかってしまうのでは…?という心配もあったけれど、そんな心配要らなかった。なんならSixTONESじゃなきゃこの物語は完成しなかっただろうなと思う。

その6人とふうまくんの物語は少年の語りから始まる。

 

ピッピッピ……ピ─────(心電図音)

10年前の今日、僕は死んだ。

不思議と理由とかそういうのは覚えてない。

8月に入ってすぐ、

これから夏休みが始まる頃だった。

後悔ばかりのあまりにも早すぎる旅立ちだった。

恥ずかしいことにまだ一度も恋も、ハグも、キスもした事がない。

ただやっぱり生きているうちにビキニのお姉さんは見たかったな…。

この際、ビキニのサイズは問いません!

そんな後悔ばかりの僕に一日の猶予が与えられた。

そう、今日、僕はもう一度やり直す。

12歳の僕ではなく、10年後の22歳になった僕の姿で。

二度とこんなチャンスやってこないからな。

やりたいこと、全部叶えてやるよ。

 

10年前に死んだ12歳の風磨くん。その12歳の少年の語りから、「10年後の22歳になった僕の姿で…」から22歳の風磨くんの声に変わる。

1曲目は『But...』タキシードにサングラスを掛けた風磨くんが赤いソファーに座って現れる。ストも黒ベストのスーツだったので、死を迎えた世界から人間の世界へ降りるための正装なのかなとも思う。

『LOVE CHASE』と続き、『Tokyo Sinfonietta』ではレーザーが足を辿って行くシーンがある。何もかも色づいていく東京の街に少しずつ足跡を残していく。

『fragile』でジャケットを脱ぎ、サスペンダーと蝶ネクタイを付けたままスタンドマイクで歌う。「花びらが風に吹かれ命のように散っていく」「確かに生きている」そう歌う22歳の風磨くんはなんだか切なくて、儚く思えた。

『東京ドライブ』でサスペンダーと蝶ネクタイを取り、白いワイシャツの裾をズボンから出して腕を捲る、そしてみんなでサングラスを掛ける。着崩した風磨くんは人間の世界に戻った証のような気がする。「僕らが夢に見てきた明日へ飛び出そう」後にみんなでドライブするのが夢だったと語る彼らはこうして夢に見てきたことを一つずつ叶えていくのだろう。

 

ジェシー

これは夢なのか?

風磨が戻ってきた。

あいつが死んでからもう10年だ。

あれから俺らは噛み合わなくなった。

ボタンを掛け間違えたまま大人になってしまった。

あいつはいつも急で、ふざける時も全力だった。

一緒にいると疲れるけど楽しかった。

時々あの頃に戻りたくなる。

だからこの際夢であってもいい。

またみんなと腹の底から笑い合いたい。

Prrrrr....(FUMAからの着信音)

-どうした?

-お前はいつも急すぎるんだよ!

-え!?どこにいるんだよ!?

-後ろ!?

 

『SHAKE』ラフな洋服を着て、待ちに待った仲間との10年越しの再会を喜ぶ。チョーベリベリ最高な気分でヒッピハッピシェイク騒ぎまくる。

続いて『夢でいいから』は風磨くんでもありジェシーくんでもある胸の内のような気がする。あいつが戻ってきたのは夢なのか?「それは夢じゃない IT'S REAL」「本気かな?そうたぶん 気まぐれ 嘘でもいい もう時間が無い」彼らが共に過ごせる時間は一日だけ。再会の喜びと共に別れのタイムリミットは迫る。

『TIPSY LOVE』「Is this for real ?(これは現実?)」「If I said do you love me would you say Ye-oh (もし僕が君に「僕のこと好き?」って聞いたら、君は「好きだよ」って言ってくれる?)」\Ye-oh/ 「If I said do you need me would you say Ye-oh (もし僕が君に「僕のこと必要?」って聞いたら、君は「必要だよ」って言ってくれる?)」\Ye-oh/\/←C&R  

まるで健人くんがするような甘いC&Rを、風磨くんとしているみたい。まあ、しているんだけど、ね。

そして風磨くんの新曲『My Life』(以下、歌詞)

(メモしたやつなので間違えてたらすいません。)

tutatata tutalatata latatalala (wow)×4
First time 目が合って刹那に感じた
Last time 恋愛 君以外はもういない
From 太陽
“shots of tequila”のお誘い
さざ波 Hにrhythm刻む
It was a dream
but it wasn't a dream
溶けるほど愛す
You are like an ice cream
I wanna spend the life with U
Baby I love you
and I just want you
2人ならお似合い
Got feelin' like...(Yeah...)
Welcome to the good life(Yeah...)
Welcome to the good life
Bye-bye なんてもう二人は言わない
隣で So say good night
Got me feelin' like...(Yeah...)
Welcome to the good life(Yeah...)
Welcome to the good life
tutatata tutalatata latatalala (wow)×4

“shots of tequila”が効いてきた?
よろめく君がまた聞いてきた
太陽の合図で Say cheers
Sorry さざ波二人の裾濡らす
“Oh wait...”なんてわざとらしく呟く
言い訳工作して脱がせ合う
このまま君を Escort to the room
It was a dream
but it wasn't a dream
溶けていく 共に
We are like an ice cream
I wanna spend the life with U
Baby I love you
and I just want you
2人ならお似合い
Got feelin' like...(Yeah...)
Welcome to the good life(Yeah...)
Welcome to the good life
Bye-bye なんてもう二人は言わない
隣で So say good night
Got me feelin' like...(Yeah...)
Welcome to the good life(Yeah...)

染めていく Suset
求める You said
潮 月より君満たすこと優先
またじゃれ合い 抱き合い
性懲りもない
刻む Beat 加速して果てたい
偶然じゃない 運命にDive

ずっと僕のそばにいて
笑ってて My Love
Let me hear your voice...(Yeah...)
離さない My Love (Yeah...)
永遠に My Love
いつもいつだって思うよ
Baby baby 愛してる
Let me hear your voice...(Yeah...)
いつまでも My Love(Yeah...)
このままでも My Life
tutatata tutalatata latatalala (wow)×4

Wow... It's curb your night
Wow... Welcome to the good life

バラード曲かと思っていたら結構テンポのあるオシャレな曲だった。風磨くんらしいと言えば彼らしさがある。あのがっつりと踊らない少し緩めのダンスが好きだ。公演を重ねる度にこの曲が癖になっていった。

続く『月の幻』ここまでの3曲でかなり大人っぽさを感じる。モニターに映し出される風磨くんと思われる影。その影とリンクしてすれ違う二人の風磨くん。そして現れる女性の影。「目隠しして 首筋から たどってゆく カタチどおりに」だけど「君なんていない 夜が作る幻みたい」と「何度も繰り返し言い聞かす」

『愛ing-アイシテル-』去年の反響を経て、今年も選曲したという。“ 2016年の夏を鮮やかに彩った。あいつが今年も戻ってくる!全米が震撼…したらいいねぇっ!” という映画の予告さながらの映像とナレーションが流れる。ポップアップから後ろ向きで登場する慎太郎くんに会場の笑いが止まらない。もっと盛り上がれと言わんばかりの顔で、上手→下手→真ん中と盛り上がりを繰り返し要求してくる(とにかく顔で)。笑いながらもフーー⤴︎ ⤴︎と盛り上がるお客さんもお客さんでめちゃくちゃ楽しかった。ミニデニムパンツにそれぞれカラフルなタンクトップとクロップドTシャツを着て最高にぶりぶりして踊る7人。恥を捨てたその姿に笑いを超えた “純粋にかわいい” という感情が湧いてくる。

イントロを抜かすと一秒程で終わった『パラダイス銀河』その間にローラーシューズを履いて『SUMMARY』を歌う。例年通り地上エアフライング…とも言い難い、ローラーでヨロヨロ滑りしかできないメンバーたち。あまりのへっぴり腰に笑いに包まれる会場。最後はお決まりの一発芸で締めた。

続いてコントに入る。神が風磨くんの願いを叶えるというコンセプト。テーマは “キスをしてみたい” と “尊敬される父親になってみたい” の2つがあり、公演ごとに変わる。神役の樹くんのツッコミが素晴らしく上手かったし、コントはものすごく面白かった。

『太陽の世界』に続き、『Hello』「昨日とは見違えた世界」「夢じゃない この気持ち」仲間たちと過ごせる時間を精一杯楽しむ。

 MCではワードウルフゲームやウルフマンゲームをして楽しむ。やりたいことをやるだけの空間もなんだかいい。

『First Love』昔から好きだったこの曲を新しい試みでジャニーズ以外のアーティストの曲として選曲したという。「立ち止まる時間が 動き出そうとしてる 忘れたくないことばかり」「明日の今頃には わたしはきっと泣いているんだろう あなたを思っているんだろう」「You will always be inside my heart (あなたはいつもわたしの心の中に居続けるだろう)」「いつもあなただけの場所があるから」 止まっていた6人の時計の針は動き出そうとしているのかもしれない。明日になれば風磨くんはいなくなる。どんな終わりを告げようと、この7人の心の中には風磨くんが、みんなが、居続けるのだろう。

『Amazing!!!!!!』『この星のHIKARI』とSixTONESの曲が続く。「お前らは絶対裏切らないから」「俺らの音色は終わらない」風磨くんとの再会によって、すれ違っていた6人の歯車はしっかりと噛み合ってゆく。

『rouge』黒のシャツを着崩した風磨くんの色気はただ漏れで、ベッドに見立ててライトアップされたガラスの傾斜の上で歌う風磨くんは「Please don't say good bye (さようならは言わないで)」「あと少しだけでいい」と願う。

『...more』日常の幸せ。大切な人と一緒に笑っていられるだけでいい。刹那に感じるその時に「時よ止まれ」もし明日が来ないなら「最後も笑顔を見せて」と。

 

ジェシー

これは夢じゃない。

あいつが戻ってきた。

昔みたいに、くだらない最低で最高な時間がこのままずっと続けばいいのに。

10年か…

何年先のことも計画して将来の夢を語りあって、

子供ながらに大人になる準備してたっけ。

車の種類で揉めたりなんかして、

ムキになって喧嘩になると風磨が皆を止めて……なかった。

とにかく楽しかったし楽しみにしてた。

みんなでドライブがてら海に行こうなんて約束して。

まぁ…叶わなかったんだけどね。

いや、 叶わないと思ってた。

  

『Over Flow』カラフルなアロハTシャツを着て出てくる6人とモノトーン色のアロハTシャツの風磨くん。今年も海で行われた決起集会の映像がモニターに映し出される。風磨くんの運転で7人でドライブして海岸沿いの道を走る。海へ向かって走り出し飛び込む。楽しそうにはしゃぐ姿が妬けるくらい羨ましい。 叶わなかった、叶わないと思ってた、“ドライブがてら海に行こう” という夢。「君と出会ったこの季節を胸に抱いて…」

オレンジ色の照明に変わり、『My Lovin' Season』と続く。「波の音も 焼けた砂も アルバムに残らない君の声も」「最後の一秒まで笑っていたいな」「思い出も紡いでも戻れはしない」「儚く舞う花びらの如く…」思い出にはまだしない、したくない、このままずっと時が止まればいいのに。みんなで笑っていられたらいいのに。

 

ピ──────……ッピッピッピ (心電図音)

はっ…

もう時間か…

まだいきたくない、そっちには。

やっと分かった。

後悔は山ほどあって、

叶えたいことは死ぬほどあったけど、

それは一人で叶えても仕方ない。

いや、そもそも1人じゃ叶わない。

本当はあとちょっとだけ。

こいつらと一緒に遊んでいたかっただけなんだ。

くだらなくてどうしようもない事ばっかりしてずっと笑っていたかった。

家族に恩返しをしたかった。

今はもう戻ってこない。

だから最後にあいつらに伝えたい事がある。

何を?

それは自分でもよくわからないけど、

とにかく伝えたいんだよ。

おい、まだいけるか?

まだいけるな。

あと一踏ん張り…

やってやるよ。

一つだけ願い事を叶えられないだろうか。

もし叶うなら…

 

『It's Going Down!』「Time's up, it's going down! (時間だ。やるぞ!)」「笑って はしゃいで 騒いだnoise 紡いで」楽しかった時間はあっという間で、タイムリミットはすぐそこまで迫っていた。それでも残された時間は目一杯楽しんでやろうよ。3本のレーザーに囲まれる風磨くんは、次第に思い通りにならなくなってきた身体の限界を感じているようで、でもまだまだやりたいことは沢山あるから、やり残したことは沢山あるから、せめて時間が来るまでは…と振り絞るように歌う。

続く『T.A.B.O.O』では力尽きるように歌い、最後は果てたように倒れる。もう残された時間はない。

『リリック』「何気ない言葉が胸の中に溶けて行く」「当たり前のことがどこか美しく見えた」「夢の中で僕ら確かに手を繋いでいたんだ」「広い空へ Fly away (飛び立とう)」夢になってもいい。幻想になってもいい。あいつらが当たり前のことを幸せに感じてくれれば、後悔しない人生でいてくれれば、それでいい。

『喜びの歌』真っ直ぐ「愛してる 愛してる 」と伝えてくれるこの歌が胸に沁みる。普段そういった類いの言葉を口にしないのもあるけれど、風磨くんからの「愛してる」の言葉は100億倍重く感じる。「生きてる ただそれだけで」「泣きそうなときは思い出して ちゃんと俺がいるから」「ずっとそばにいるから」ラップ部分を樹くんが歌うのもなんだか感慨深い。背中を合わせた風磨くんと樹くんの2人はものすごくかっこよく見えた。最終日、感極まった風磨くんが樹くんの肩を抱いていた姿を見たら涙が止まらなかった。そして樹くんも深くかぶったキャップの奥で目に涙を浮かばせていた。

『20-Tw/Nty-』「Thank you for your love」「ありがとう 愛してるよ」「I give you this song for you」生きることは、たくさんの愛があって、たくさんの感謝で溢れている。親への恩返し、ちゃんと出来たかな。

 

風磨くんからの挨拶

「とにかく駆け抜けてる真っ最中の9公演でした。毎年ソロライブをやっていろんなひとに支えられているなと強く感じました。ちびっこJrやスタッフだったり、それこそ僕の同期やジャニーズJr時代を一緒に過ごしてきた仲間たちが支えてくれて、見に来て下さった先輩方や後輩やメンバーもそうですし、頭が上がらない気持ちです。ソロライブをやるにあたって、いつもバックではなくてサポートメンバーとしてやっていて。“菊池風磨”っていう一人のアイドルを表現するには、Jr時代に支えてくれた仲間たちや今支えてくれてる仲間たちを外すことは出来ないし、今ここに僕がいられるのはそのJrたちのおかげだと思っています。僕のサポートメンバーとして支えてくれるのは複雑な気持ちだったんじゃないかなと思うんですけど、快く引き受けてくれて、むしろ背中を押してくれて、嬉しかったなぁ。あと、樹はね、皆勤賞だよね(笑) 忘れられないのが、SixTONESができて嬉しかったんだよね。でもグループがあるのにソロライブお願いするのってどうなんだろうと思ってたんだけど、樹が「俺はどんな形でもお前のステージに絶対立つ」って言ってくれて、最後ラップやってる時グッときちゃって肩抱いちゃったけど、なんかこうくるものがあるよね。北斗と髙地は同じメンバーとして毎日一生懸か頑張ってた仲間だからね。なんとなく声をかけづらかったっていうのも正直あって。でも、ほんとにいい仲間に囲まれたね。俺は…。SexyZoneに戻っても、切磋琢磨していけたらなと思います。ほんとにいろんな人に支えられていると感じたライブです。」

最終日、ヴァサイェガ渉くんが手紙を持ってきた。一瞬固まる風磨くんにヴァサが無理やり渡してくる。「要らない!ほんとにいい!」と駄々こねる風磨くんだったが、「おれはヴァサイェガのこと一生恨むと思う」と言いながら手紙を開く。どうしても(泣いちゃうから)読みたくないと渋る風磨くんだったけど、お客さんの「読んでー!」の押しで、「よし!大丈夫だ!」と泣かないよう頑張って読み始める。髙地くんからの手紙を読み始めた途端涙ぐんで「ちょっとダメだ」と言い背中を向けた風磨くん。「髙地とか北斗とか一緒にグループやってた人からだとダメなのよオレ。布団が吹っ飛んだとかでも泣いちゃうのよ。」半分冗談で、半分本音なんだろうなと思った。本当に何度も何度も背中を向けてしばらくしたら読み始めて、でもすぐ背中向けちゃって…そんな繰り返しで。最後の樹くんからの手紙で、「家で読んできていい?あとでLINEで送るから!」って言う風磨くんに、家で読まれるのは嫌だけどLINEしてくれるなら…と少し考えちゃうお客さんたち。送るわけないって分かってても脳は正直だ。一瞬「え…っと…」ってなる会場が最高に面白かった。

樹くんから手紙の冒頭「もう後悔はないか?」の文字が目に入った途端に感極まってしまって背中を向ける。私たちに「後悔はない?後悔しないように生きろよ」って言ってくれてた風磨くんだったけど、きっと風磨くん自身、過去を振り返れば後悔なんて山ほどだったと思う。後悔しない人間なんていないから。B.I.Shadowとしてではなく、SexyZoneとしてデビューしたことも当時は心残りな事だったかもしれない。それでも今は「Sexy Zoneが好き。」「Sexy Zoneにいる自分が好き。」そう言ってくれるのが本当に嬉しい。

「もう後悔はないか?最高のライブになったか?俺は最高の5日間を過ごしたよ。出会って10年目のお前に言うことは特にない!だから感謝だけ伝える。俺にステージを与えてくれてありがとう。これからも可能な限りお前のステージに立ち続けるよ。ヤーマン! by樹」

涙しながら一言ずつためて読む風磨くんに「がんばれ」という声援が響く。読み終わってなかなか振り返らない風磨くんは背中を向けながら私たちに「もう後悔はなはない?」と聞いてくる。「何があるか分からないから、この今を絶対後悔なく生きようよ。自分なんか、って思うこともあるかもしれないけど、そういう人が誰かを突き動かしてくれてるかもしれないんだし、少なからずみんなの笑顔が俺らを突き動かしてくれてるわけだから、絶対、後悔なく、負けんじゃねーぞ。」風磨くんが伝えてくれることはいつも勇気や希望を与えてくれる。綺麗事と言われればそうなるかもしれないが、彼は人生をかけてアイドルをしていて、そのアイドルとして私たちに人生を後悔なく生きろと言ってくれている。こんなアイドルどこを探してもいないだろう。何度だって、風磨くんに出会えてよかったと思う。彼のファンでいられて良かったと。

『素晴らしき世界』中盤でSixTONESのみんなが出てきて一緒に歌う。その時の嬉しそうな、でも少しどこか寂しそうなくしゃっとした風磨くんの笑顔は忘れられない。僕らは泣いて笑って、それでも明日を夢みていく。「これからが素晴らしき世界」最後の曲が仲間へ向けた曲。7人が横に並んで歌う姿がとてつもなく切なくて、強くて、美しかった。最終電車に乗って彼は自分の街へと帰る。

最後に風磨くんを真ん中に、7人の集合写真を撮る。

けれどフレームに入った写真に風磨くんは写っていなかった。

ステージの上から大きな白い幕が下り、そこに英語の語りと共に映し出される。

 

ジェシー

今日もまた1日が終わろうとしている。

最後にみんなでこんなに笑いあったのはいつだっただろうか。

10年前に止まってしまった時計の針が動き出した気がした。

みんなそれぞれ別々に日々とたたかっていても、

同じ夜を乗り越えて、同じ朝日を待とう。

なんでもない今日は昨日の誰かが夢見た明日だから。

今この時は10年前のあの時7人で夢見た未来だから。

不可能なのはわかってるけれど、もう一度だけあいつに会ってみたいな、風磨に。

今の僕たちに会ったらなんて言うかな。

でも、僕だけかもしれないけど、

不思議と風磨の声を聞いた気がした。

笑いあった気がした。

一日だけ戻ってきたのかな、あいつ。

俺たちのそばにいたのかな。

なんてね。

そんなわけないか。

今この一瞬の時の流れも、

あいつも…

もう戻ってこないんだもんな。

だから、悔いがないように今を生きる。

ありがとう。

またね。

 

一つだけ願い事を叶えられないだろうか。

もし叶うなら…

あいつらから今日の記憶を消してほしい。

僕と一日一緒にいた記憶を。

僕の分まであいつらには今を生きてほしいんだ。

後悔なく。

永遠に生きるつもりで夢を抱け。

今日死ぬつもりで生きろ。

最後に 僕が消える前に

一つだけ確認させてくれ。

── 風 is I ?

 

“風 is I ?” 自分の存在意義を確認するかのように 、これでいいんだよな?とでも言うかのように問う。“私は誰だ?”と。

22歳になった風磨くんも、その記憶も消された。12歳の彼はもういない。SixTONESの、モノトーンな衣装から徐々にカラフルな衣装に変わって行くのは彼らの時計の針を示しているのか。それに対してもう二度と時計の針を動かせない風磨くんは最後までモノトーンのままだった。切ないけれど美しい、一時の、「たった一日の物語」だった。

 

アンコール

幕の裏から「まだ歌える?踊れる?」そう聞いてくる。「歌える!踊れる!」と答えると「じゃあ行こうか!」その声が優しすぎる、好きすぎる。

 『Party up!』『HEY WHAT UP?』『Oh Yeah!』もう12歳の風磨くんはそこにはいなかった。そこにいるのは22年間を生きたアイドルの風磨くんだった。自分自身のソロ、赤西くんの曲、嵐の曲、今の風磨くんを作り上げてくれた曲を集めたような選曲。

 「きっとダサくてもいいから 思い出全部笑顔で埋めて」「後悔しないでいこう 恥捨てていこう」HWUでとっっても好きな歌詞だ。風磨くんのように笑われても俺は俺、私は私、でいられる人ってものすごくかっこいい。

「歌おうぜ!」の言葉を合図に『Oh Yeah!』を最初から最後まで一緒に歌った。めちゃくちゃ楽しかった。みんなの歌声が風磨くん本人も笑っちゃうくらいすごく盛り上がっていて、本当に本当に幸せな空間だった。

 

 最後の挨拶

始めに楽しかった?って3回も聞いてくる風磨くんはずるいでしかなかった。

「そんな楽しいライブを一緒に作ってくれた仲間を紹介します!ジャニーズJr!まだグループに所属していないとてもプレーンな状態を保っております。関係者各位の皆様どうぞ宜しくお願い致します。そしてそして!SixTONES!田中樹!森本慎太郎!髙地優吾!松村北斗ジェシー!そして、オレ!そしてそして〜客!\フーー⤴︎ ⤴︎/ じゃあ最後に行きますか!お客さんと僕たち7人で風 is I ?ですからね??これが今年の夏最後ですからね??全員で手つなごうよ。お客さんもさ。」

「客!」であるファンのみんなが手を繋ぐ。隣の人とすいませんすいません言いながらしっかりと繋いだ手。一列に並んで両端にいるメンバーもお客さんと手を繋ぎ、会場みんなが確実に一つになれた瞬間だった。

「We are ?」

「「風 is I ?」」

響き渡る歓声と、飛び交う「ありがとう」という言葉。楽しい楽しい時間をありがとう。世界一最高のライブをありがとう。

最後に、「言っとくけど!SixTONES泣いてたからね!!」と言い残して去って行った風磨くん。自分だけ泣いてると思われていたことへの照れ隠しかな。最高に幸せそうな風磨くんの笑顔が私に元気をくれる。

 

ダブルアンコール

鳴り止まない風磨コールに「そんなに声出ちゃあねぇ〜」と言いながら出てきてくれ、MyLifeを歌ってくれた。いや、一緒に歌った。中盤で風磨くんがSixTONESのメンバーと一人ずつ肩を抱き合っていた。その後みんなを集めて一列になって肩を組んだ。それは「ありがとう」の意味だったのかな。最後に「みんなgood lifeしてる?」なんて聞いてから「Welcome to the good life」と歌う風磨くんは本当にずるい人だ。

 

SixTONESからのコメント

樹「また来年あったら、会えたら嬉しいです。」

風磨「クールだねぇ〜 さっき裏で泣いてたのに」

慎太郎「ざいましたーーーーーーーー!!去年も、今年もつかせて頂いたので、樹同様また来年もSixTONESとして立てたらなと思います。」

髙地「風磨とは昔からやってきてて、今回はバックについて少しはダンス上手くなったかなと思います(笑) これからも負けないように頑張ります!風磨にはほんとに感謝です!」

北斗「照れくさいですね(笑) 悔しい思いをしたステージとか苦い思いをしたステージって、俺は風磨が出ることに対して思ったことは一度もなくて、呼びづらいって言ってたけど呼んでくれよ!」

風磨「じゃあ次からは乱雑に扱おうと思います」

京本「風磨の人柄が素敵に出たライブだったなって思いますお客さんだけじゃなくて、スタッフさんとかバックの俺らを一つにする才能があるから、僕の方が先輩だけど勉強になりました。」

ジェシー「去年見に来た時、一つになってるなあと思って、まさか今年グループとして風磨のバックに出れると思わず、楽しくて毎日オールバックでバックダンサーの気分でいました(笑)」

風磨「不思議な関係性なんだけど、Jrの頃からずっと一緒にやってきた仲間で、グループが違ったりすると本人同士は思ってなくてもなんとなくギクシャクしちゃったりすることがあると思うけど、みんなはそういうの無くて、全力で立たせてくれて徹してくれて、こんないいグループないと思います。こいつらめちゃくちゃすごいからSexy Zoneも負けないように頑張っていきたいと思うし、またなにか一緒に出来ればなと思います。スタッフさんもJrもみんなに感謝感謝の夏、でした!」

最後の最後に噛んでしまった風磨くんに、会場が「かわいい〜」の嵐で笑ってしまった。かわいいですよね〜!かっこいいけどやっぱりそういうとこ天然のかわいいですよね〜〜!

 

「ここにいるみんなやあいつらも、ここにいない仲間たちもそうだけど、仲間には恥じない生き方をしたいですね。だから自信を持ってこれが我が道だと言える人生にしたいです。みんなもね。バイバイ。」

「仲間に恥じない生き方をしたい。」と多くの人を前にして宣言できる22歳の菊池風磨くんに期待と信頼しかない。数年前からずっと、彼が私たちファンに伝えようしてくれていることは、悔いのないように生きること、今この瞬間は二度と戻らないということだった。決して押し付けてくるわけではなくて、一つの生き方として教えてくれる。彼の生き方はほんとにかっこいい。風磨くんを好きなって心から良かったと思える。自惚れで気持ち悪いかもしれないけれど、風磨くんが好きな自分も好き。こんなに人を突き動かしてくれる人間くさいライブは後にも先にも風磨くんがつくるライブくらいなんじゃないか、って本気で思う。

Sexy Zoneに帰った風磨くんは、次はどんな景色を見せてくれるのかな。

 

「また遊ぼうね」

そう言って風磨くんはまた目に見えない言の葉を置いて行く。ほら、ずるいでしょ。

 

何度も何度も風磨くんのずるいとかわいいとかっこいいが更新されていく。

  

最高の夏をありがとう。

 

 

2017.08.18

 

 

 

トキメクわたし、キラメクきみ。

 

 

 SexyZone presents Sexy Tour 2017 〜 STAGE

 

  

SexyZoneの5周年を記念したコンサート
ライブ演出は風磨くんがメインで考えてくれたらしい。風磨くんの考える演出は本当に才能の塊で天才だと思った。(モンペ)  コンセプトはSexyZoneそのものに感じた。ステージの上に立つ5人はキラキラしていて、本当に本当にカッコよかった。


ステージ構成はとてもシンプルで、メインステージとバックステージがあるだけ。ライブツアーのタイトルのように、「STAGE」に立つ彼らとファンで作るためのステージ構成だった。遠い席や埋もれてしまうような席にはメンバーがトロッコでやって来てくれる。メンステとバクステも上手く器用に使っていて、それこそ『どの席でも誰でも楽しめるライブ』だったと思う。

どのタイミングで自分が泣くのか、アンコールかな?STAGE歌ったあたりかな?なんて考えていたけど、まさかのオープニングだった。公演が始まるまでモニターに秒単位の時間が表示されていた。時間表示してくれるおかげで開演までの時間をみんなと共有できるし、気持ちの整理的にもいろいろと有難い。

そして、数分前からSexyZoneコールが聞こえ始める。1分を切ると徐々に「SexyZone!」と彼らを呼ぶ声も明るくなっていき、暗転すると物凄い歓声が聞こえた。5人のシルエットが幕に写し出され、幕が上がる時には、今までにない最高潮の歓声に圧倒されてしまった。本物のSexyZoneのライブだと思った。‪

5色に光るペンライトの色と、喜びで溢れた歓声が嬉しくて、メンバーじゃないけれどすっごく嬉しくて、オープニングから涙が止まらなかった。

 

  1. 映像―
  2. ROCK THA TOWN
  3. Celebration!
  4. High!! High!! People
  5. Miss Mysterious
  6. Love Confusion
  7. マリウス語り
  8. Why?
  9. Teleportation
  10. Silver Moon ~ King&Queen&Joker(オルゴール)
  11. King&Queen&Joker
  12. ダンケ・シェーン
  13. よびすて
  14. Lady ダイヤモンド
  15. キャラメルドリーム
  16. Hey you!
  17. 君だけFOREVER
  18. Sweety Girl
  19. 私のオキテ
  20. it's going down
  21. 24-7 ~僕らのストーリー~
  22. Break out my shell
  23. Slow Jam
  24. ...more or rouge
  25. Hey!! Summer Honey
  26. Stand up! Speak out!
  27. 勝利の日まで
  28. Sexy Summerに雪が降る
  29. With you
  30. STAGE
  31. ―映像―(アンコール)
  32. Sexy Zone
  33. カラフルEyes
  34. Make my day
  35. Congratulations
  36. Silver Moon(5/7のみ)

 


1曲目の選曲から100万点!ライブの1曲目に相応しすぎる『ROCK THA TOWN』は頭から、
「Ready for the party now?(パティーの準備はできてる?)」
「Do you wanna party now?(パーティーしたいか?)」
とめちゃくちゃ煽ってれる。それに対して、
「We are gonna show you how! (どんなパーティーか見せてあげる!)」
と返してくれる&私たちも返せるこの曲を1曲目に持ってきたのが素晴らしすぎる。衣装もワイルドパイレーツみたいな衣装でめちゃくちゃかっこいい。

 

 『Celebration!』で始まり、『Congratulations』で終わる。セトリを並べて気が付いたけど、去年もそうだった。きっと何か意図があって去年も今年も “おめでとう” で始めて、“おめでとう” で終わらせたんだろうなと思う。5人で5周年を記念したライブツアーができたこと、春だから卒業や入学、新しい生活を始める人、そんな様々な “おめでとう” に向けて歌ったのだろうか。

前にも言ったけれど、セレブレの「過去も 未来も 忘れ」を、勝利くんは毎公演「過去も 未来も 忘れていこうぜ!」って歌っていて、「今は今を楽しめばいいんだよ」なんて言われているような気がしてすごく嬉しかった。

 

『High! High! People』が3曲目って大正解じゃない?セトリの選曲がほんとに上手いんだ、これが。風磨くんの繰り返す煽りが楽しくて、盛り上がる会場を更に更に盛り上げてくれた。

「こちらのみなさ〜ん! High! × 2

    こちらのみなさ〜ん! High! × 2

   大きな声出せ!せ〜の! You! × 4

   はい!じゃあそちらのみなさ〜ん! High! × 2

   そちらのみなさ〜ん! High! × 2

   向こうに負けるな!せ〜の! You! × 4

   ヨコハマみんなで〜! High! × 2

   ラストだ!声出せ〜! High! × 2

   腹から声出せ!い!く!ぞ!かもん! You! ……」

EブロやFブロ、スタンド席や遠い席まで会場全体を煽ってくれた。音源を聞いてると煽りがなくてなんだか物足りなく感じてしまう。この中毒性のある絶妙なリズム感が好きすぎて、楽しすぎて、ほんとに忘れられない。

 

他にも、風磨くんの煽りシリーズで好きなのはセクサマのセリフ前の謎のコール。

「イェイ! × 3」

  \イェイ! × 3/

「イェイ! × 7」

 \イェイ! × 7/

※「」=風磨くん、 \/= ファンのみんな

よくわからないけどとりあえず風磨くんに言われるがままにレスポンスする私たち(ファンのみんな)。どこかで耳にしたことのあるようなリズムだなぁと思ったら、小学生の運動会の応援団でよくある三三七拍子と似ているもんだから笑いが止まらなかった。

ダンスやダウンと言っているのに「 デエエエン 」にしか聞こえない煽りも好き。最後まで謎のままだったけれど、とっても楽しかった。それに、煽りがあることによって曲にメリハリが出ていたのがすごく良かった。

 

 その後、『Miss Mysterious』『Love Confusion』『Why?』と、 片思いの恋愛曲が続いた。

マリちゃんの語りからの勝利くんのソロ、『Why?』を歌い終えると、モニターに各メンバーのソロやユニット曲の映像が映し出される。

「1 Player?」「2 Player?」の二択かと思わせて、画面に写る「5 Player」の文字から、『Teleportation』へ入る。ここの演出がめちゃくちゃいい。めちゃくちゃかっこいい。 “テレポを5人でやる” という提案を出してくれたのって誰だろう? 飴ちゃんを大量にあげたい。

 

 『Silver Moon』のオルゴール調のイントロが流れ、マリオネットの物語が始まる。 上から緑のレーザーが、5人の手の甲へと真っ直ぐ下りてくる。それはマリオネット(操り人形)の糸であった。オルゴールのネジが回され、可愛らしいけれどどこか切なげなオルゴール音と共に操られながらぎこちなく踊る5体のマリオネット。籠の中に閉じ込められていたマリオネットたちは少しの間だけ自由の世界へ解き放たれる。『King&Queen&Joker』を歌い踊り終えるその時まで。 

 

SexyZoneといえばこの曲!と言ってもいいくらいKQJはSexyZoneらしい曲だと思っていて、風磨くんも以前、「思い入れが強いのは『King&Queen&Joker』。当時、僕が理想していたSexyZoneってこういう曲を歌うグループだった。ドンピシャにハマった曲です。」なんてことを言っていた。そんな、一見ポップで明るいと思える曲でも深く読み取るとかなり儚く切なげな曲だった。

「ガラスの靴夜空へ 投げ出しちゃっても 変われはしないよ 裸足のままでいたとしてもね」
「これが僕たちのね 運命なんだよ」

Queenという立場から逃げ出したくてガラスの靴を投げ出しても、 “運命は変えられない”  “これが僕達の運命だから” 、靴があったとしてもなかったとしてもね、と綴られるこの歌詞にマリオネットの演出がどハマりする。1番と2番の歌詞それぞれKingとJoker目線で書かれているけれど、もしかしたら一番この曲で伝えたいのはQueenの思いなのでは…?と思う。この約4分半の間開放されたマリオネットたちが伝えたいことがとても切なくて、哀しいものだった。レーザーマリオネットの演出はこのライブの中で一番好き。きっと彼らも(特に風磨くんが)かなりこだわりを持った所だろうなと思えた。

 

 『ダンケ・シェーン』では様々な格好をしたJrたちが一緒に盛り上げてくれた。工事整備の人もいれば、お巡りさん、ブライダル関係の仕事の人、ストリート系ダンスの人、サラリーマン、ダブルダッチをやる人もいる。歌詞からすると子供の頃の夢を表現をしているのかなぁなんて思える。

「ダンケシェーン!! 幼い頃は

   ダンケシェーン!! 夢のまた夢

   ダンケシェーン!! 今この場所で 歌えるなんて

   ダンケシェーン!! ありがとう込め

   ダンケシェーン!! みんなに贈る

   僕からとっておきの贈り物 素敵な Love song」

人を幸せにしたくてこの世界(ジャニーズ)に入ったというマリちゃんがこの曲を歌ってくれたことに感慨深く感じた。ダンケシェーンは、 “夢のまた夢のようなことでも願えば叶うよ” というメッセージがあった。

笑顔になれる喜びをとっておきな贈り物として届けてくれたマリちゃんにダンケシェーン。

 

 『よびすて』『Ladyダイヤモンド』と続き、『キャラメルドリーム』でポップでキュートな夢を存分に見せてくれた。甘すぎるこの曲は、歌もかわいいけど歌っているSexyZoneがとーーーーーってもかわいい!100億倍かわいい!風磨くんと健人くんのパートで某自撮りアプリのような、猫や犬の耳や髭を2人に付けた姿がモニターに映し出された。それが現代っ子っぽくていい。かわいい曲をかわいい人たちが歌っているそれだけで最強なのにこれ以上かわいくしてどうすんだ、殺す気か、と思っていたら風磨くんが猫の手でにゃんにゃんし始め、しまいには2人でイチャイチャしだした…。

 

セクゾツムツムが恒例化していた『Hey you!』、健人くんがピアノ、勝利くんがアコギを弾いて始まる『君だけFOREVER』に続けて、次の曲の繋ぎとして風磨くん、勝利くん、健人くんがダンスナンバーを(着ぐるみのペンギンとサルと一緒に)踊ってくれた。

その後、Sexy Zooに可愛らしいパンダさんとトラさんがやって来て、足元のボタンを踏み始める。足元のボタンを踏むと何か音が鳴るらしい!と気付いたSexyパンダとSexyタイガーはおもむろにボタンを踏んで、「ぷぅ〜ん」や「ほわ〜ん」などと笑いを誘ってくれた。「ほんとんどだけど!」に拍手したり、「Sexy!」と来て「Zone!」と答えたり、お客さんの一体感も好きだった。

最後にもう一度足元のボタンを踏み、『Sweety Girl』が始まる。SexyパンダとSexyタイガーが着ぐるみの頭を取るとマリちゃんと聡くんの顔がひょっこり。その後、ウサギやゾウ、ライオン、ペンギン、サルの着ぐるみくんたちがたくさん出てきた。

後ろにいたサル、ライオン、ウサギくんが最後のサビで着ぐるみの頭を取ると健人くん、勝利くん、風磨くんだった。5人が仲良さそうに着ぐるみを着て歌う姿がなんともかわいい。曲終わりに聡くんが「ガオォー!」マリちゃんが「パンダァ!」と言って暗転。パンダァ!ってなんだ??パンダってそんな鳴き声だっけ??と思いつつも可愛いからいいや、と誰もが思ったはず。

 

暗転して降りきてきた幕に5人のシルエット。着ぐるみからSexy生着替えが始まり、幕がおりると、女に生まれたことを後悔したくなるほど綺麗な5人のSexy Girlsたち。みんなミニスカから出る脚が長くて綺麗なもんで脚ばっかり見てしまっていた。それぞれの髪色に合わせたカツラの髪の毛を登場前に出すあたり女子力高めなダニーちゃんを見てしまった。なんとなくダニーちゃんが一番気にしなそうなイメージを勝手に持っていたのでめちゃくちゃ上がった。ブスって言ったらほんとに殺されそうな狂気的な美しさを持つ彼ら。今回、こうして女装というジャンルを出してきたのは強い、グループの潜在素材になりそう(笑)。

 

 そして、『24-7 ~僕らのストーリー~』『Break out my shell』と、聡くんのソロへ。聡くんのソロを生で見るのは初めてかもしれない。あのかわいいニコニコした聡くんとは打って変わってそこには艶やかで麗しげな19歳の青年がいた…私が知ってる聡くんじゃない…ちがう…と思いながらもその子から目が離せず、そんな魅惑的な彼に落ちた。ブレマイめちゃめちゃカッコイイ。

ここの、可愛い曲からカッコイイ曲への振り幅がすごいのに、繋ぎ方が上手くて自然なのがずるい。

そのあと『Slow Jam』『...more』or『rouge』と続くのもずるい。

そして、Slow Jamが風磨くんの「Yhea... Come on... Wow...」始まる……。んん〜〜!好き!(溢れ出た) 風磨くんから勝利くんの歌い出しやモニターに映し出される英語の歌詞が最っっっ高にお洒落で素敵なの。

 

風磨くんのソロは当日のその時まで『...more』を歌うのか『rouge』を歌うのか分からないのが面白い。

Slow Jamが終わり、風磨くんがさっと手を上げるとmoreの秒針の音が流れてくる。と思えば、rougeのイントロになり、moreとrougeのイントロが混ざり合って流れた。その混じり合う音が切なくて、だけどどこか心地よかった。風磨くんは上着を脱いでロングの白シャツに着替える。すると、一瞬音楽が止まり、どちらかのイントロが流れ始める時は何度でも初めての恋のようなドキドキを感じた。

最後のオーラスの日、rougeを歌ってくれたのだけれど、終盤のサビでマイクを下ろしてアカペラで歌ってくれた。広い会場の後ろまで聞こえるように、聞こえるほど、声を振り絞って歌う風磨くんが大好きだった。

 

そのあとの『Hey!! Summer Honey』ではまた違ったドキドキを貰った。ブルゾン健人withBのエンターテインメント性に感動した。白いシーツのような布が健人くんを覆い、そこから出てきた健人くんが黒っぽいスーツから鮮やかなキラキラしたブルーのスーツを着ていた時は思わず「わぁ!Sexyマジックだぁ〜!!」と拍手せずにはいられなかった。

「いいかヨコハマのブルーオーシャン!俺様に蜜を吸わせる準備は出来てるか!俺に蜜くれるか!」

え、私、ブルーオーシャンだったの…??え、蜜?私、花だったの…??と思いながらもブルーオーシャンの波にのまれて俺様に蜜を吸わせる約束をしてしまった。

ブルーオーシャンのように光る青いペンライトがすっごく綺麗だった景色を今でも思い出す。バクステからメンステへトロッコに乗って後ろを向きながら両手を広げ移動する神々しい健人くんが海の奇跡のモーセにしか見えなかった。健人くんの世界観はいつもキラキラしていて眩しい。

 『Stand up! Speak out!』で、「Singing!」という言葉を合図に、

「Oh-eh-oh-ah-oh  eh-eh-oh

   Oh-eh-oh-ah-oh  eh-eh-oh

   Oh-eh-oh-ah-oh  eh-eh-oh

   Oh-eh-oh-ah-oh  eh-oh

というC&Rを3回繰り返す。「歌って!」「もっといけんだろ!」「もっともっと!」「一つになるんだろ!」と、5人が煽ってくれた。それに応えるかのように煽られれば煽られるほど会場に響く歌声が大きくなっていくのが分かった。会場が一つになった気がして嬉しかった。

 

懐かしいイントロが流れ出して、『勝利の日まで』が始まる。間奏あたりから “勝利を掴め!勝利の日までジャンケン大会” が行われる。勝った人は次の曲のソロパートを貰えるという。1勝17敗でいつも最初にグー出して負けてきたあの風磨くんが最後の最後のオーラスでチョキを出して1人勝ちした。その時の嬉しそうな風磨くんのお顔がとっても可愛かった〜〜!そして思わず風磨くん自身も「最弱のこの僕が…!」と言っていたのには笑ってしまった(笑)

そして、勝ち取った『Sexy Summerに雪が降る』のソロパート。風磨くんのクセのある歌い方で丁寧に愛を込めて告白してくれた。5人のセリフで、メンバーが「ふうまくんおめでとう〜」と風磨くんに抱きついた。1人だけ抱きついてくれなかったマリちゃんに「ハグしてくれないんだ…」って言う風磨くん。そんなマリちゃんに本人もメンバーも笑いが止まらなかった。SexyZone仲良しかよ〜〜!

 

笑いが止まらないまま思い出の『With you』を歌い、今回のライブへと思いをそれぞれメンバーが語ってくれた。(以下オーラス)

 

健人「Sexy Zoneはいろんな形を経て、今こうしてステージに立っています。いろんなことがあったね。厳しい現実が、俺たちの夢を壊すことがあったかもしれない。ファンのみんなも、悔しい思いをしたり、寂しい思いをしたりしたよね。でも、厳しい現実が俺たちの夢を壊すなら、今度は、俺らとみんなの大きな夢が厳しい現実を壊してもいいんじゃないかなって俺は思う。今こうして俺たちは一つになれています。メンバーに感謝しています。勝利は、いつもグループのことを考えて、日々、先頭を走ってくれています。マリウスは、ドイツから来て、慣れない日本語を頑張って勉強して、今こうして皆さんに愛情を伝えてくれています。松島は、チャーミングで、いつもみんなに笑顔をくれます。そして菊池は、今回このステージをまとめようと必死に作ってくれました。みんなありがとう。もう、絶対にみんなを離しません。約束します。みんなに必ず、最高の笑顔と、最高の幸せと、最高の愛を届けます!Make a with, Make Sexy, Make Happy!Sexy Thank You!

 

マリウス「みなさん、幸せですか?僕もとっても幸せです!……(泣きそうになるのを堪えて、)健人くんがそういうこと(それぞれにメッセージ)言うから……。僕は、人を笑顔にするためにジャニーズに入りました。日本語も下手で、メンバーの足を引っ張っていたと思うし、迷惑もたくさんかけてしまったと思います。日本って、右も左も分からない世界で、そこで僕を成長させてくれたのこの4人です。これからも、もっと、人を幸せにしたいという気持ちで、みんなを笑顔にさせたいという気持ちで、頑張りマリウスします!」

 

 聡「デビューした時は、頭が真っ白で、メンバーの背中だけを見て、いろんなことを学んで、いろんなことを経験してここまでやって来ました。その中で、ファンのみんなとメンバーが一つ教えてくれました。それは、“笑顔” 。笑顔でいれることって、すっごい素敵なこと!いつもみんなの笑顔を元気の源にして、頑張ろう、って思えています。だから、これからも僕たちに素敵な笑顔見せてください!Sexy Zoneにも!みなさん!小指出してください!みなさんに約束します。僕らはもっと上を目指して、いろんな景色を見せてあげたいです。僕ら、絶対にみなさんのこと幸せにします!」風「出してる小指はどうすればいいですかぁ?」「しまってください!(笑)

 

勝利「まず、5周年を記念すべき5都市ツアーを、5人で回れたことをほんとに嬉しく思います。こうやって、ライブをやって、歓声を貰って、みんなからすごく笑顔を貰えます。みんなからのパワーはすごいなと思っています。そして、ツアーを回って改めて気付いたことがあって、メンバーからも、笑顔や楽しさを貰っているなと思います。自分で思えるくらいすごい5人だと自信を持って言えます。だから、5周年だけじゃなくて、10周年、20周年先も、みんなのことを幸せにできる自信があります。幸せにします。」

 

風磨「こうやって5周年を迎えてみて、自分が5年前に、こんなライブが出来ているとは思ってもいませんでした。正直、いい意味で想像を超えた、そんな5周年になったと思います。メンバーも口々にしていましたけど、ほんとにいろんなことがあって、具体的に言うなら、5人が3人と2人に分かれて、お互いの時間を過ごして。みんなはすごく寂しかったかもしれない。メンバーも寂しかったかもしれない。でも、俺らは与えられた場所で必死こいてやってて、とにかく、目の前のことを100%、200%でやるんだ、って。なんか、そういう奴らって、可哀想とか、みんなはよく同情とかしてくれたりしたんだけど、俺らは全然そんな気が無くてさ。もちろん寂しい気もあったかもしれないけど、だから美化する気なんてないんだけど、俺の持論なんだけど、俺はあの時期を与えてもらったから、5人の大切さに気付けたというか、あれがなかったらこんなにメンバーが大切だったことに気付けなかったと思うわ。こうやって一緒に笑えなかったと思う。でも、それによって離れていってしまった人たちや離れた方が楽なんじゃないかなと思った人たちもいたかもしれない。でもこうやって集まってくれて、会場いっぱいにしてくれるみんなに僕は一生をかけてでも恩返しをしたいと思ってる。俺はみんなでオンリーワンだけじゃなくてさ、ナンバーワンも取りたいと思ってる。だから1人も欠けちゃダメなんだよね。みんなもそう。誰もかけちゃダメなんだよ。スタッフのみんなもそう。どんなときも俺らの横にいてくれて、目の前にいてくれてさ、俺はそういうやつらを絶対裏切らないから。それを裏切る時は死ぬ時かな。死ぬまで俺らここに立ってるからさ。みんなで一番取りましょうよ。あんまり言いたくないけど、俺Sexy Zone結構好きなんだよね。俺、SexyZoneじゃなかったら今こうやってステージに立ってないかもしれない。だから、みんなも、メンバーもスタッフもみんな俺をここに連れてきてくれてありがとう。俺ら結構口下手なんで、歌います。5人で5人なりの気持ちを一曲にしました。聞いてください。『STAGE』

 

涙せずにはいられなかった。SexyZoneのファンでよかったと心からそう思えた。彼らを好きになった私は世界で一番幸せ者だと思えた。5人の挨拶にみんなそれぞれ、様々な気持ちを抱くと思う。風磨くんの挨拶は賛否両論分かれた意見も見かけたけれど、私は嬉しかった。“あの時期” があって、「5人の大切さに気付けた」というのも本当のことだろうし、離れていってしまった人がいたのも本当のこと。何が正解とか、何がいけないとかはなくて、ただ全部本当のことだったんだと思う。幾度と「今は5人なんだからいいじゃん」と言う風磨くんは、決して過去をなかったことにしようとしたり、忘れようとしたりしているわけではなくて、その過去についた傷の穴を、今と未来で埋めようとしてくれているのだと思った。都合よく捉えすぎなのかな、なんて思うけれど、それくらいが丁度いいと思っている。

 

「ねぇ… この瞳に 幾千もの 光

目の前に5つの色を灯す幾千もの光はとても綺麗だった。STAGEを歌う彼らの目には涙が溜まっていた。溢れ出すように泣き出した聡くん、目を真っ赤にして声を震わせていながらも、後日泣いていないと言い張る勝利くん、かわいい顔をくしゃくしゃにしながら泣くマリちゃん、泣いちゃった聡くんの肩を引き寄せて頭を撫でながらはにかむ風磨くんに、温かい目で見守る健人くん。5人で肩を並ばせて歌った。

「La…la…la… la…la…la…
   うたを贈るよ
   La…la…la… la…la…la…
   胸を張って
   La…la…la… la…la…la…
   あいしてるよ
   ありがとう ただありがとう
   赤い薔薇に誓う
   その棘が刺さろうとも
   歩いていく あなたと この”未知”を」

泣きじゃくるあなたに泣いて笑って届いたかな。

最後に、手のひらを大きく広げてステージを後にした勝利くんの “5” はきっと忘れない。絶対忘れたくない。

 

会場へ入る時、スタッフさんから1人ずつ赤い薔薇の造花が配られた。“ファン一同より” というスタッフさんの愛情と、薔薇の茎の先端が針金が剥き出しになっている部分を一つ一つ丁寧にテープで止めて下さったスタッフさんの優しさに感動したのを覚えてる。STAGE後のアンコールで、セクベアくんからサプライズで使うから出してとの指示が出た。高鳴る胸とサプライズというワクワクを胸に「Sexy Zone!」と強く願い、大きく叫んだ。

デビュー当時の衣装で、ファーストコンサートを再現して登場してくる。メンバーがサプライズの薔薇に気が付くと嬉しそうな顔をして、口パクで「やばい」と言っていたのが見えた時はものすごく嬉しかった。

Sexy Zone』のイントロに合わせて、1万5千本と5本の赤い薔薇が下から上へ空にかざされる景色は本当に綺麗だった。一生彼らにについて行くと、赤い薔薇に誓った。

 

『カラフルEyes』『Make my day』と、トロッコでスタンドを回ってくれた。トロッコが通れない所は歩いて回ってくれる。 間近で見るSexyZoneは直視出来ないくらいの美しさだった。

SexyZoneの再出発の曲と言われる『カラフルEyes』から『Make my day』で「いいなりにはならいぜ」と、マリオネットと相反して反抗しているようにみえる。その次の曲の『Congratulations』でも、リミックスバージョンによって新しいSexyZoneを表現していたように思えた。

 

『Congratulations』 で終わる。この曲は数ある曲の中でも特別な想いが詰まった曲だ。

「みんな俺らと一緒に歌える?」「みんなから歌って貰うから、俺らも後から一緒に歌うから」「3, 2, 1, カモン!」

「もしも君が  負けそうなとき

   迷わず僕に  聞かせてよ  1人じゃないよ

   心からには  距離なんてない  Uh... 」

「いいね、ありがとう!一緒に行こう!」

「Congratulations  がんばれ

   Congratulations  幸あれ  ...Wow」

「最高!みんな一緒に行こう!」

「Congratulations  がんばって  咲かせた花

   Congratulations  輝いた  君らしい色

   流してきた汗  涙たちはきっと

   無駄じゃないよ  心に  しみこんで    

   咲かせたいんだよ  けっして枯れない Smile

   Wow... Wow... Wow...

「やればできんじゃん!」

会場のみんなで歌った。5人にこの声を届けたくて、みんなで歌った。

 

Sexy Girl、俺ら5人と最後に幸せになる準備をしよう!思いっきり叫ぶ準備できてる!?」

「俺たちの名前呼んでくれ!行くぞ!せーの」

 

「We are!?」

Sexy Zone!!」

 

この楽しい最高のステージを作り出してくれたのが、そう、Sexy Zoneだ。

 

Wアンコールで大きなSexyZoneコールに、

「なに?まだ遊びたいの?にしては声ちっさくねぇか?」

「みんながもっかいSexyZoneって呼んでくれたら出ていくかもしれないな〜」

という風磨くんに渾身の「Sexy Zone!」を振り絞ると、もう一度みんなの前に出てきてくれた。

そして、「この曲歌っちゃおうかな!」という言葉と共に流れてきたのは『Silver Moon』。これを最後に選曲してくれた人ほんとに天才だと思った。最初から最後までみんな一緒に歌った。あぁ、私が見たかったSexyZoneのライブってこれだったんだなぁと思った。

「明日も頑張れる気がする 不思議な力さ」

「なんだか 心が暖かいよ不思議な力で 」

みんなの背中を押してくれたSilver Moon。

 

 「みんな楽しかった?」

  \いえーーい!!/

 「俺たちの名前呼んでくれますかっ!?」

   \いえーーい!!!/

 「明日からど平日ですけど!?」

   \いえーーい(笑)/

 「絶対負けんじゃねぇぞ!俺らも絶対負けねぇから!」

   \負けねぇーー!!!/(←どこからか聞こえてきた)

 「俺らマイクに頼らないから、We are?って言ったらみんなでSexy Zone! ね?いい?」

   \いえーーい!!!/

 

 「We are!? 」

 Sexy Zone!!!」

   \フゥーーーー!!(拍手喝采)/

 

終演後、Sexy Zoneコールが鳴り止まなかった。スタッフさんの終演をお知らせするアナウンスが聞こえても、ずっと続くコールに、アナウンスのマイクの音も段々と大きくなっていく。けれど、それに負けじとSexyZoneへの声も大きくなっていった。スタッフさんが一人一人強制的に退場させ始めてもなお、しばらくの間続いていた。7分近く続いたSexyZoneのコールが切れたその時、誰かの拍手から、大きな拍手が会場中に鳴り響いた。嬉しくて、幸せだった。こんなに楽しくて、こんなに泣いて、こんなに感動する素晴らしいライブは初めてだった。

「また遊ぼうな!じゃあね。」って捌ける風磨くんがものすごくずるくて大好きだった。なによりも、5人が楽しそうに歌って踊っていたことが嬉しかった。5人の5周年のSTAGEツアーがすっごく楽しかった。本当に幸せな時間で幸せな空間だった。

また遊びたい。SexyZoneと、SexyZoneのことが大好きなファンのみんなとまた遊びたい。

 

 5年の月日を経て、こんなにも成長して大きくなって、更にキラキラした素敵なグループになったSexyZoneのこれからの進化がとても楽しみで、期待しかない彼らをこの先もずっと応援していきたい。

 

最高のライブをありがとう!

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大好きなSexy Zoneと、Sexy Zoneが大好きなファンのみんなの笑顔がずっとずっと咲き続けますように

 

 

 

 

 

幸せってなんだろう

 

このブログの名前は「小さなしあわせの花」

 

“小さなしあわせの花”というのは花言葉でスミレの花を意味します。雑草として扱われ、道端や草陰にひっそりと咲かせる花です。踏まれても踏まれても強く耐え続ける、そんな美しい花の花言葉をブログの名前に付けました。“花びらを傷つけられていっそう芳香を放つスミレのように、人も苦しみを乗り越えて強くなれる──。” いつしか読んだ本にもそう綴られていたように、誰もが経験する人生の壁を乗り越えた分だけその人は美しくなると思っています。

 

彼が、勝利くんが、ファンの人の前で決して無理してる所を見せなかったこと、本物のアイドルだなと思いました。「普段から悩みは言わないタイプ。行動しないと何も変わらないから。」そう語る勝利くんはすごくかっこよかった。アイドルの佐藤勝利も、アイドルではない佐藤勝利も、ほんとにほんとにかっこいい。お父様が亡くなられた9月頃のラジオ、いつもみたいに気丈に振舞っていたというツイートを見かけました。ファンの人だけではなく、メンバーにもいつも通り接していたのかなとも思いました。本人から聞いたわけでもないのでただの憶測なんですけどね…笑 悩みを言わないのも、悩みがあっても表に出さないのも、勝利くんの優しさからなんだろうなぁと思います。

ツイートでも言いましたが、以前、勝利くんの「強い…というか強くなってしまった」という言葉を聞いてからどこか自分の中で“強い”という言葉に対して抵抗を持つようになってしまって…特に勝利くんに向けて「強いね」なんて言えなくなりました。彼に向かって言ってしまったら、なんだか壊れてしまいそうで、儚く消えてしまいそうで、怖かったです。「強いね」と言われて勝利くんがどんな気持ちになるのか、本人にしか分からないけれどやっぱり私には口に出せなくて。だから代わりと言うか、自分の中で「かっこいい」という言葉と=の関係にしていました。そう、だから、勝利くんはとっても“かっこいい”んです!“辛い”そんな顔一つせず変わらない笑顔でいてくれたことにありがとうしか出てきません。

手にした一番の幸福って何だったのかな

カーテンが遮り見えなくて

生きてよを久しぶりに聞いてみたのですが、ここの歌詞の部分で涙が溢れて止まりませんでした。先日、祖父が腫瘍の摘出手術を受けたのですが思ったより進行していたみたいで転移した腫瘍が残ってしまいました。“カーテンが遮り”という言葉で祖父のお見舞いへ行った時の病室のカーテンと重なりました。“手にした一番の幸福”って大切な人との時間だと思うんですよね。先が長くない祖父と今過ごせるこの時間を大切にしよう、今しかないこの時間をこの先悔いの残らない人生にしよう、そう実感することが出来ました。

遅ればせながら、勝利くんのお父様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

風磨担が勝利くんについて少々語らせて頂きました。

 

小さな幸せが意外と大きな幸せだったことに後から気付くこともあります。そんな小さな幸せが1番の幸せだということを胸に秘めて、今日の小さな幸せを探しながら楽しく過ごせばきっと悔いのない最高の人生になると思います。

 

 同じ今日を生きるすべての人に幸あれ

 

 

『キミのステージではキミがスター』

  2016.8/11~8/16 [風 are you ?]

 5日間全9公演行われた菊池風磨くんのソロコンサート

 

去年と同様、TDCホールで行われた。

__1年ぶりのTDCの匂いは、変わらない夏の匂いだった。

 

去年の“風 is a Doll ?”が最高で、楽しくて、エモくて、心の底から「楽しかったありがとう」が溢れる公演だった。だからこそ、超えられない夏を超えるのは風磨くんしかいないんだ、きっとそうだ、って。

 

 

「もっと大きくなる」 最後にそう言って去って行った彼が、約束通り大きく成長して帰ってきた。

  

“風 is a Doll ?”あっての“風 are you ?”

初めてのソロコンサートが、こんなに愛で溢れるコンサートって後にも先にもこの現場だけじゃないか、って思うくらい本当に愛し愛されたされたコンサートだった。だからこそ、今回の“風 are you ?”が出来上がったような気がする。

 

『風 are you ?』

「お前は誰だ?」そんな挑発的なタイトル。しかし、その言葉には深い意味が込められていた。

今回のテーマは「自問自答」。今こうして アイドルとして立って、アーティスト、タレント、役者、いろんな肩書きがある中で、どの顔が本当の自分なんだろう…って整理しながら作ったライブです。僕に限ったことではなく、社会で生きていくということは、いろんな顔をして生きることでもあると思います。家族に見せる顔、友達に見せる顔、会社で見せる顔、学校で見せる顔、その中で自分はどれなんだ…どの自分が本当の自分なんだ…そのことをもう一度問い直してみて、自分を大切に、楽しく過ごしていけたらいいなという意味を込めて作りました。

ファンの人を前にそう語った。「いろんな顔を持つということは当たり前であり、決して悪いことではない。どんな顔が本当で、どんな顔が偽りなのか、誰にも分からない。しかし、どの顔も自分自身であることには変わらないんだ。だから自分を愛してあげて、自分を大切にしてあげないと本当の自分は見つからないよ。」そんなメッセージを感じた。感じ方は人それぞれ。どれが本当の自分かなんて考えてみれば自分自身でも分からない。でも、きっと一番好きな自分が本当の自分なのではないだろうか。

 

今回のライブは、一言で言うとタイムリープ。過去と未来を行ったり来たりしているような感覚。時かけかよ!と思う所もあるが、全体的にクラブのような大人っぽさが溢れていた。オープニングからシルエットでの登場をし、自身のソロ曲「It's going down」を歌い、カッコよさをぶっ飛ばして来た。それだけでも心拍数が上がり続けてたし、お腹いっぱいなくらいだったのにその後が天才の極みだった。ちびジュを使った演出。今回の主なバックとして支えてくれた、田中樹くん、松村北斗くん、森本慎太郎くん、森継亮太くん、原嘉孝くん、目黒蓮くんの6人。そして風磨くんを合わせたその7人の幼い頃(過去)のストーリーを何度か曲間に持ってきた。それぞれ7人の過去をちびジュの子たちが演じてくれた。正直、風磨くんの公演にちびジュ!?なんて思っていたが、今じゃそんな過去の自分の頭を引っぱたいてやりたい。メインのJrだけではなく、ちびジュの使い方までもが本当に上手い。いい意味でまた風磨くんに裏切られたんだ。そんな過去のシーンでは、子どもあるあるの「好きな人教えろよ〜」の流れで、しぶるチビ風磨くんとチビ樹くん。2人一斉に言う事になり、3.2.1.(さん、にー、いち、)せーの!の合図で始まる「Lovin' U」のイントロ。樹くんが弾くアコギの音色がとても心地よくて、椅子に座りながら歌う大人な風磨くんがすごくカッコいい。オープニングからのカッコよさとはまた違う顔を持つカッコよさ。その流れから「アイナルホウヘエ」。ここずるい…ほんとにずるい…どこまでもずるくて天才なんだから…… イントロに3回手拍子をする所が3度ある。赤西くんのソロ曲なんて知っている人あまりいないのでは?なんて思う中で風磨くんの「Clap your hands!」の言葉で会場の空気と音楽が一緒になる瞬間だった。知っているかどうかなんかじゃなくて、楽しめるか楽しめないかなんだって。歌詞の「キミのステージではキミがスター」って言葉は風磨くんにぴったりで、キミのステージではキミが一番輝いていて、キミがキミの周りも輝かせてた。素晴らしかった。オテンキののりさんが今年も協力して下さったというコントコーナーは本当に面白かった!さっきまでカッコつけてキラキラしてたアイドルくんたちが同じステージの上で会場を笑いの場にしていて、彼らの振幅の広さにはいつでも感心する。

 

構成も演出も選曲も、全部完璧で、全部素晴らしかった!!!

 

一曲一曲にコメントしていったら限りがないくらい最高で、今年もまた風磨くんに心を掴まれていった。今まで、様々な現場に足を運ばせて貰ったが、やっぱり風磨くんのつくるライブの後の喪失感は1年経っても抜けず、慣れないものなんだなぁと。じゃあね〜!!バイバイ〜!!って言いながらもなかなか帰るのを渋る所なんて、終わりは来るものなのに終わりたくない、ずっとこの時が続けばいいのに、って毎度願う。

 

『風 are you ?』は、先程も書いたように、自分を見つめ直すもの。風isを振り返ることでもある。その意味もあってか風磨くんは去年と同じ曲も選曲してきた。だからこそ風isに入っていない人はその時を感じることが出来るし、入った人は思い出として振り返ることも出来る。つまり会場のみんなで共有できるのだ。去年はひと夏の青春をたっぷり味わわせてくれた。お祭りデートだったり、ちょっぴり大人な空間だったり、青臭い最高の一時を風磨くんとその仲間たちと過ごした。今年は全く違う。もちろんあの時の青春を再び感じることも出来たし、優しさと愛情、友情、いろんな関係性にいろんな思いが募っていたあの空気感を感じることも出来た。けれど、一曲一曲にそれぞれ違う「顔」があって、彼のいろんな「顔」を見せてくれた。それと同時に君の顔はどう?そう聞かれているみたいで、いろいろな角度から鏡を向けられた気分だった。過去に戻ったり、クラブへ連れていかれたり、バーに連れていかれたり、ゲイバーにも連れていかれたり…(ゲイバーというのは風磨くん率いる可愛い風are you?軍団  by.愛ing)コンセプトは根端から違っていたけど、やっぱり楽しくて最高なのは変わらなかった。終演後、“去年程のエモさはなかったかな”そう思っていたけれど、違った。いや、去年より酷かった。考えれば考えるほど、一時間、一日、一週間と時間が経つほど、味が出てくる。ロスが酷くなる。上手く言えないけど、それ以上の言葉が見つからない。とにかく永遠に感嘆する。一曲一曲の顔が違うからバラバラしそうだけど、その曲と曲の繋ぎ方も天才で、自然体すぎるセトリだった。踊る曲、がっつり歌う曲、みんなで盛り上がる曲、それぞれにメリハリがあって、気持ちのいいライブだった。

 

 そして「言葉より大切なもの」でいい感じに興奮の熱が残った中でのMC。その前にあったコントコーナーで十分なくらい感じた原くんの面白さはMCで爆発。どこがどう面白いのか説明しにくいけれど、とにかく原くんの豊かなあの表情がツボで、過度ないじられ具合いが最高すぎた。 「原うざい」や「原キモイ」、「ライブ終わったらお前と縁切るから」などなど…いろいろ言われていたけど、そんな風に原くんをいじる風areメンも嬉しそうな顔しながらいじるもんだから原くんのいじられ具合いは愛され具合いなんだなぁと、見ていてとっても幸せに感じた。それに原くん、重度なふまソロロス患者みたい(ヲタクかよ)。「風磨くん、(終わるのが)ほんとに嫌です。ほんとに嫌です。」って言う原くんに、「ほんとにうるさい(笑)」って言いつつも「ほんとに嫌なの?」って嬉しそうな顔で聞く風磨くんも風磨くんでずるい。原くんが、「終わった時に悲しくなるから出来るだけ思い出を作りたくなかった」なんて言っていたり、風磨くんと樹くんの3人でご飯に行った時「僕…海とか行っちゃったから…終わりがキツくて…!!」って熱く語り始めたり、原くんにとってこのライブはきっと最高の思い出を沢山作ってしまった忘れられないライブになったんだろうなと思う。語りながらバクバクご飯を食べ続けるそんな原くんと、料理に手を付けず「一緒に頑張ってきた仲だもんな」って慰めてあげてた風磨くんと樹くんのお話を聞いて思わず口元が緩んだ。原くんのキャラもそれぞれの関係性もとても素敵。原くんだけでなく、風areメンはみんなみんな、最高だった。あまり接点がなかった(気がする)目黒くんと森継くん。風磨くんにいじられた時に心の底から嬉しそうな顔をしていた目黒くんは風磨くんの虜になった一人だった。風磨くんと同期の森継くんもお互いに「あまり関わりがなかった」と言っていたけれど、それにしてはあまりにも馴染んでいて、まるで幼い頃から知っている地元の友達のような2人だった。Jrの頃に同じグループとしていた北斗くん、プライベートでも仲の良い3つ年下の2年先輩というややこしい関係の慎ちゃん、唯一去年も今年も共に作り上げてくれた樹くん。そんな素敵な仲間たちに囲まれ、支えられて、私たちに楽しい最高の夏を与えてくれた。他にもMCでは風磨くんがファンの皆のことをベタ褒めしてくれていた。「ノリが良くて、普通見入ったりしてシーンとなりやすい曲でも最後にふぅーー︎ ⤴︎とか、うぇーーい︎ ⤴︎って盛り上げてくれるからテンション上がるしやりやすい!」なんて言われたら照れないわけがない。すーーっごく嬉しかったし、風磨くんのファンで幸せだと思った。MCではないけど、ある曲(忘れた)で、Jrの小川優くんがギターを弾いて出てきたと思ったら短パン捲り上げてパンツのような姿で登場。ギターでズボンを隠して「履いてる!?履いてない!?」って周りが囃し立てながら“とにかく明るい小川くん”だった。なんだか去年の半澤くんを思い出だす。パンツじゃないかってくらい短い短パンを履いて安心して下さい〜なんて言って会場を笑いに包んでいた。一昔前のネタでも使おうとする風磨くんに口元が緩むし、なによりも風磨くんは懐古させるのが上手い。またまた風磨くんに“ずるい”のレッテルが貼られた。

 

 とっても楽しかったMCの時間の後、時をかける少女のエンディングテーマ曲『恋を知らない君へ』を風磨くんがソロで歌った。いや、翔平が歌った。浴衣を着て思いを募らせるような表情で歌ってるのは、風磨くんじゃなくて翔平だったのかもしれない。翔平の歌声と後ろのスクリーンに映し出される映像に、3人の男女の初恋、初めての夏、大切な人との別れ、時かけで感じたあの切なさに会場全体が包まれた。「行かないでと願うだけで」という歌詞の願うの“う”を強めに歌ってるのは癖なのか願いが叶わなかった翔平の気持ちを示しているのか分からないけれど、すごく好きな歌い方だった。最後、「夏も、恋も、持っていく…」そう言ってはけていく翔平くんずるかった…。周りの人もしきりにずるいずるい言ってて、やっぱりみんな翔平くんに全部持ってかれてたみたい。でも私的ずるい風磨くんNo.1はマイラビの最後の「Oh...」連呼するところをみんなで歌い終わった時に「出来んじゃん」って言ってニヤつかせた所!!このマセガキめ〜〜って風磨くんの頭ぐりぐりしてやりたかった。出来るよ!風磨くんに歌えって言われたんだもん!出来ないわけがない!みんな風磨くん大好き厨だから従順に従うに決まってるでしょう〜!そして風磨くんのライブの醍醐味と言っても良いファンと風磨くんのC&R。全部で9曲掛け合いがあった。いきなり「Everybody!」が来る時もあって、SAY芸のレベルが上がっていた。とにかく一緒に歌うことが(ヘタクソだけど)大好きな私からすると天国だ。マイクを向けられるあの瞬間、全身の細胞が狂喜してたまらない。C&Rって一緒にライブを作っているんだなって感じるし、会場の一体感が最高で、楽しくて、大好きになる、最強のパフォーマンスだと思う。自曲のマイラビでは、「次俺のお気に入りの歌詞だから皆一緒に歌ってくれる?」そう言って「潮の香り 星空 つなぐ手と手ほどいて 地平線 その先 新たな季節へ それぞれ」をまるまる歌わせてくれたり、Oh Yhea!では「みんな歌える?一緒に歌おうよ!先に歌うよ?」って言って「自転車の後ろに〜」って歌った後、客席にマイクを向けて「君の体温乗せて 明け方に 翔る静寂の路を 負ける戦はしないよ キラキラ 二人だけの 朝と自由〜」をまるまる歌わせてくれた。少し低くて歌いづらいけど、私が一番好きな歌詞だった。その時の優しすぎる笑顔で必ず、「素晴らしい」って言ってくれる風磨くんが大好きで、それに答えるかのようにあたたかい雰囲気になった会場のみんなとあの空間が大好きだった。

 

 最後の挨拶で、風磨くんはこう語った。

僕の小さい頃の夢は、“嵐になること”でした。 
どうやったら嵐になれるのか考えた結果、今こうしてステージに立てています。ただ、今の夢は違っていて、今の夢は“Sexy Zoneになること”です。僕が小さい頃、嵐になりたいと思っていたように、今度は僕がいろんな人に夢を与えられる存在になりたいなと思い、僕の夢はSexy Zoneだと言わせていただきます。小さい頃の夢が、今の自分たちです。自分なんか、って思わないで、自分に精一杯自信を持って、大切にしていって下さい。

 Sexy Zoneの曲を一曲も持って来ないで「僕の夢はSexy Zoneだ」って言う風磨くんが、いろいろな顔を見せてきたけどあえて本当の顔は見せなかったような気がして、なんだか風磨くんらしいなと思う。

 

「最後に一発声出せますか!!」「声枯らせますか!!!」「じゃあ俺たちが “ We are ” って言ったら、“ 風 are you ? ” って言ってください!」そう言ってマイクを下ろし手を繋いで一つになった風areメンバー。お客さん同士手は繋いでいないものの、心は一つでした。

 

「 We are...? 」

『 “ 風 are you ? ” 』

 

と会場に皆の声が響き渡った。7人の誇り高く掲げられた手はとても力強かった。いたずらっ子のような笑顔で、「せーの」って言うの忘れちゃった!なんて笑う風磨くんがすごく幸せそうで、なによりだった。言い忘れた「せーの」に感謝だ。

 

「また遊ぼうね」その言葉を残して去って行った風磨くん。いつも次の見えない約束の言の葉を置いていく。

ほら、またずるい……。

でも、

“待ってる”、未来の風磨くん。

 

 

私たちは初めからやり直すことは出来ない。決して戻ることは出来ない。10年前にも、1年前にも、1分前にも。だったら、この先の全てをやり直せばいい。

“Everyone here is I run in magic spell. 
Yes, you are old back here For 10.20years ago.”

ここにいる皆さんに魔法をかけました。そう、あなたたちは10年後、20年後から過去へやってきたのです。そしてここを出た皆さんは、これからの日々を悔いのないように生きていくのです。自分の人生を大切にして幸せになってください。ありがとう。

この言葉(英語)が風磨くんのナレーションと共にスクリーンに映され、幕を閉じた。事あるごとに、「過去をやり直す事はできないから、未来からきて今をやり直してるんだって思えば悔いは残らないよね」って話してきた風磨くん。何年経っても変わらない彼の生き方は、きっと何十年後も変わらないんだろうなぁ。

 

タオルを握りしめて、声を絞らせて、お腹の底から笑った、本当に楽しい最高の時間だった。風磨くんに声をかけるとしたら、きっと迷わず「ありがとう」と言うだろう。生まれてくれてありがとう。アイドルになってくれてありがとう。ファンにさせてくれてありがとう。いろんなありがとうがたくさんある。こんな激重なファンだけど許して欲しい。

大好きな風磨くんのことも、大好きな風磨くんのことが大好きな風磨くんのファンのことも、さらに好きになった。

 

一生忘れない、忘れたくないライブ

 

最高の夏を本当に本当にありがとう!

 

 

キミのステージではキミがスター

 

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 長いようで、短い夏だった。
そんな熱い夏とキミにまた恋をする。

 

 

 

 2016.08.23

 

 

 

[追記]

〝風 is a Doll ? 〟を作り上げた8人の怪盗団の一員だった半澤暁くん。〝風 are you ?〟を一緒に作ることは出来なかったけれど、何度か会場にも足を運んでくれたという。風磨くんと真田くんと半澤くんの3人で歌って踊ってくれたMaybeが大好きだった。もうステージに立つ半澤くんを見ることが出来ないと思うと寂しくて、もっともっと歌って踊る半澤くんを見たかったなぁと思うけど、あの夏にあの仲間たちと笑っていた彼は間違いなくカッコよかったし、彼にとって最高のジャニーズ人生だったと思う。ジャニーズとは別の道を選んだとしても、いつまでも彼らとずっと笑っていて欲しい。半澤くんの選択した道は決して間違いなんかではなくて、とても勇気のいるカッコイイ選択だと思う。半澤くん、たくさんの幸せと笑顔をありがとう。いつまでも楽しい素敵な人生を送れますように。

 

 

2017.03.05

 

 

セク鬱期と呼ばれるまで……

 
“あの頃”振り返ります
 
 
最近のSexy Zoneは以前に増して可愛くなり、キラキラ輝いていて、カッコよく大人になったように思う。だから今は凄く幸せに感じる、これ以上にないくらいに。
けれど、たまにふと、これでいいのかな、このまま何食わぬ顔で過ごしていていいのかな、と思ってしまう時がある。
 
2014年7月15日
この日、『Sexy Zone新曲大発表会in代々木』と称されたリリースイベントがあった。記憶はやや曖昧なのですが、当日は佐藤中島菊池の3人での出演になるということは前もってお知らせ頂いてたと思う(たぶん)。だから私も私の周りのファン(お友達)も、「きっと聡マリは学校だったんだよ!ね!そうだよ!」って根拠も何もない理由を付けて自己解決をしていたような気がする。勝利くんだって聡くんと同じ高校生だったのに…?なんて今では思うけれど。
イベント自体は無料だったけど、参加方法としてタイトルも未発表の新曲(代々木ver.)を予約するというもの。CD1枚買うだけでSexyZoneに会える、しかも特典にミラー付いてくるなんてお得すぎる!なんて思いながら応募し当選。本当に何も聞かされていなかったのでこの時はただひたすら彼らに会えるのが楽しみだった。
 
リリースイベントの新曲大発表会が幕を開け、BADBOYSを歌い、新曲は「男never give up」と発表。あまりのセンスのないタイトルに会場中失笑だったが、まあ彼ららしいっちゃらしいのかなと思いながら一緒に振り付けなんか踊っちゃったりして。
私が入った1部(2部制だった)では公開記者会見があり、インタビューが始まると、女性アナウンサーの「今日松島くんとマリウスくんのいない3人ですが…」という問いかけに「今回の収録は3人のみです」との答えが返ってきた。
会場はざわつき、皆唖然としてその言葉を上手く飲み込めないでいたように感じる。わたしも友達も聞き間違いなんじゃないかと思って隣のお姉さんに今なんて言いました?なんて聞き返してしまったりして。
彼らも複雑な気持ちではありつつも、それまでにきっと自分たちで向き合い、よく考えた上で、ファンの人たちに伝えてくれたんだろうと今になって思う。それでも、どこに向けたらいいか分からないみんなのこの感情の矛先は3人に向いてしまったような気がする。「今回だけこういう形をとっての収録だ」と言い続けてくれた3人。一番戸惑ってるのは彼らのはずなのに、わたしは何を聞いても受け入れることが出来なかった。これはいまでも本当に後悔していること。
 
わたしが“再編成”というのを知ったのはイベントの翌日の朝のエンタメニュース。SexyZoneは3人体制になり、聡ちゃんはSexy松、マリちゃんはSexyBoysとしてそれぞれJrとユニットを組み、そちらの活動が主になると。なによりも、メディアによって伝えられた事が凄く悲しかった。前日のイベントでは「新曲の収録は3人のみ」ということだけを知らされていたが、再編成だなんて、そんな大事なことを本人の口から聞けなかったことが悔しくてたまらなかった。目の前に映る“再編”、“流動的”という言葉をうまく受け入れられなかった。
当時、信じ難いその現実を、素直に飲み込める人がいたのだろうか。耳を疑い、目を凝らし、手にリモコンを持ちながらテレビに張り付いていた7月16日。
まるで、聡くんとマリウスが力不足とでも言うかのようなワイドショーの説明に腹を立てた記憶もある。何がいけなかった?何が足りなかった?考えても考えても分からず、ただただ「なんで?どうして?」と思うばかり。何も足りないことなんてないのに、頑張るなら5人一緒に頑張れば良いだけなのに……と。
これが所謂、セク鬱期の始まりだったのかもしれない。
この日を境にTwitterのTLは病みツイートばかりだった記憶が……。笑  いまではこんなふうに少しネタっぽく言えてしまうけど、当時はとてつもなく精神を削って毎日生きていました。(マジで)
 
3人はいつまで「今回だけ」だと聞かされていたのだろうか。それとも、何も知らない彼らなりのわたしたちファンを思っての優しい嘘だったのだろうか。
それでも多くの人がその言葉を頼りに信じてきた「今回だけ」は、呆気なく壊されていった。
 
健人くんの主演ドラマ『黒服物語』の主題歌「君にHITOMEBORE」
 
すごく大人っぽい曲調で、今までのSexy Zoneとは全く違ったタイプの新曲だった。「今回だけ」という言葉から「今回は大人っぽい曲なので……」という言葉に変わり、それが言い訳のように聞こえてしまうことあったりなかったり……。あの頃は本当に先が見えなくてずっと真っ暗闇の中を彷徨っているような感覚が続く日々だった。でもきっと、3人もまた先が見えないまま走らされていたんだろうなと思うとすごく悔しいし、こんな思い二度とさせて欲しくないとも思った。
 
次第にBSプレミアムのザ・少年倶楽部への出演も減り、聡マリのいない少クラが続くようになった。ファンの人は少年収がある度に聡マリの生存確認をして、彼らがいつもと変わらない笑顔で歌って踊ってくれていることを常に願っていた。
雑誌でも5人一緒の撮影はなかなかなかなく、バラエティーでもいつも3人のみ。それでも、聡ちゃんもマリちゃんも、それぞれ大きく成長していった。気付いた時には、ダンス、歌、トーク、こんなに広かったっけ…って思うくらい大きく逞しい背中になっていたんだよね。
 
3人体制になってから、3枚目シングル、Cha-Cha-Cha チャンピオンの衣装や立ち位置は、Jrとほぼ変わらないように感じていたけれど、わたしはこの頃にはどこか前向きに考えることが出来ていたような気がする。大きなきっかけとかそういうのは特にないけれど、1年間積み上げてきたメンバーからの“信じて”が、そっとわたしの心の支えになってくれていたのかなと思う。不安や辛さや苦しさは消えないけど、最強の5人を知っているからこそ、5人に戻る時がおばあちゃんになっていても構わない!いつかその日が来るならその日を待つのみ!その一心だった気がする。
 
たくさんたくさん泣いて、たくさんたくさん考えて、大好きだったSexyZoneから離れていってしまう人もたくさん見てきて、いつまでも待ち続ける自分たちだけがなんだか時が止まっているような感覚だった。
 
でも!でも!
『カラフルEyes』の発売決定!!!!いえーーい!!!
5人が再始動した記念すべきシングル。
ほんっっとーーーにうれしかった!発表された日、後にも先にも考えられないくらい飛び跳ねて飛び跳ねまくって友達に連絡しまくった。
「1年半」、長かったなぁ。すごく長く感じた。
 
 
 
__今、Sexy Zoneは5人でテレビに出て、5人で雑誌に載り、5人でラジオをやり、5人でステージに立ってる。
 
 
とってもとっても幸せな日々。こうして最強のSexy Zoneが進化したこと。きっとSexyZoneは進化し続けるだろう、これからもずっと。
 
でも、幸せと幸せが積み重なって、いつかあの頃の辛さを忘れてしまうんじゃないか、と不安になる時がある。再編成が発表された時のことを忘れたり、その状況に慣れてしまうことにすごく恐怖を感じる時がある。いつまでもめそめそしてんなよと思う方もいるかもしれないけれど、わたしにとっては消してはいけない、忘れてはいけない事だと思ってるから。だからここに記しました。
 
 
5人の笑顔が永遠に続きますように。
 
 
2016.04.10